経営者の健康宣言から健康経営は始まります。
前回の記事では主観的に感じている社の現状を挙げていただきました。
>>前回の記事はこちら
健康宣言へのステップ②
次のステップは客観的な現状を挙げていきます。
客観的な指標は、数値で測れることであるということです。
・社の業績(売り上げ)
・従業員の年齢層
・女性社員の割合
・従業員の健康診断のデータ
・残業時間
など
数値で表されることはいくつかあるかと思います。
それを現状どうなのかをみていきます。
例)売り上げがここ数年横ばいである。
30代の退職率が高く、新人とベテランの二極化、高齢化がみられる
役職についてもらいたい女性社員が結婚・出産を機に退職していく
新人はやせ、ベテランは糖尿病率が増えてきている
それがピックアップできたら、それをどのようにしていきたいかを考えてみましょう。
例)売り上げ前年比10パーセントUP
離職率を減らしたい。10年は働いてもらえる職場でありたい
女性も結婚・出産をしても働き続けてもらえる職場環境にしたい
男性社員であっても育児・介護休暇をしっかり取れるようにしたい
有給消化率100パーセント
働くほどやりがいをもっていきいきして心身ともに健康でいられる会社でありたい
より具体的になってきました^^
ステップ①の主観的社内環境と合わせてみてみると、
健康宣言がほとんどできてきているのがわかります。
健康宣言(例)================================
社員の笑顔・やりがい・生きがいを実現する会社であるために、以下の取り組みを進めていきます。
⑴わたしたちは、社員の健康が会社の一番の財産であると考え、仕事と休暇のメリハリを持ってもらえる働き方を推進します。
⑵わたしたちは、心と体の健康を図れる職場環境を作っていきます。
⑶わたしたちは、様々な人生のライフステージに柔軟に対応できるよう社員とその家族も寄り添った会社組織を形成していきます。
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ここからさらに具体的な取り組みを作っていきますが、まずはこの健康宣言を社員のみなさんに発信する(宣言する)ことです。
健康経営を実現するために、社員のみなさんのことを大切に思っていますよ、と社長からみなさんへメッセージをまずは伝えてください。
もしかしたら「こんな風に働きたい」といった声が出てくるかもしれませんし、健康経営を運営するチームを作りたいと名乗りをあげてくださる方がいるかもしれません。
まずは健康宣言から。
ステップ①②と、今一度社内環境を見つめなおすところから始めてみてくださいね。

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