糖質は制限するべき?

2017/03/13

 やっぱり糖質は減らした方がいいんだよね?糖質制限ってみんなやっているけど、結局のところどうなの?ブームが定着しつつあるような「糖質制限」。

 

 「悪くはない。でもものすごく難しい。」というのが栄養指導をしている側の本音。その本質は、「糖質を制限するがゆえに不足してしまう栄養素、過剰になってしまう栄養素がある。」ということ。どういうことか?詳しく見ていこう。

 

 

炭水化物は糖質と食物繊維の総称である。

「糖質制限をする」と宣言すると多くの人が米や麺などの炭水化物を抜く人が多いようだが、炭水化物を抜くということは、同時に食物繊維も抜いてしまう。

 

日本人の食事摂取基準2015年版によると、一日の食物繊維の目標摂取量は18歳以上の男性で20g、女性で18g以上である。

 

5年ごとに改定されるこの食事摂取基準だが、5年前の2010年版では男性19g、女性17gとそれぞれ1gずつ目標量が上がっている。

 

食物繊維は大腸がんの予防や糖尿病、高血圧の予防など生活習慣病の予防のために積極的に摂りたい栄養素のひとつである。

 

 

しかし現状はというと、18歳以上のすべての年代、性別で摂取量が足りていない。積極的に摂取したい栄養素であると同時に、もっとも摂りにくい栄養素の一つである。

 


 

 

炭水化物を抜くと現状でも足りていない食物繊維を、さらに不足させてしまう。

 

糖質制限と炭水化物抜きは似て非なる食事法であると言える。

 

 

糖質制限の目的は「血糖値の上昇を抑える」ことにあると考える。

であるならば、食物繊維は血糖値上昇を緩やかにする栄養素であり、糖質制限をするなら食物繊維は積極的に摂りたいものであり、ゆえに炭水化物を抜いては意味がないということになる。

 

炭水化物は精製せず、食物繊維豊富なものを摂取することが大切。

大腸がん予防には「野菜の食物繊維ではなく、穀物由来の食物繊維が有効であった」との報告がある。

 

 

 

 

本末転倒にならないよう、実践可能な食事を見つけるのも大事なことである。

 

 

 

日本人の食事摂取基準2015

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000041824.html

 

 

 

 

 

 

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