もっとも重要な栄養素は?

2017/02/19

 食べたもので私たちの体は作られている。

栄養は大事なのはわかった。

 

ところで、そもそも栄養ってなに?

もっとも重要な栄養素は?

私たち栄養の専門家が「栄養素」というのは主に

・たんぱく質

・脂質

・炭水化物

・ビタミン

・ミネラル

 

がある。聞いたことはあるのではないだろうか。この中で、「もっとも重要な栄養素」はなんだろう。

 

 もちろん、これらすべて重要な栄養素であることは間違いない。それぞれの役割があり、相互的に補い合い作用するものも多くある。しかし、その中でも「もっとも」大切である栄養素を上げるとするならば、それはたんぱく質でる、と主張したい。なぜなら、たんぱく質が足りないと重大な健康被害、ひいては命にかかわる問題があるからだ。

 

 

たんぱく質欠乏症

 たんぱく質、脂質、炭水化物の3つを三大栄養素と呼ぶ。この3つを摂取することでエネルギーを産生するからだ。たんぱく質が細胞や筋肉を作り、脂質は細胞の膜になったり、ホルモンの原料になる。炭水化物は活動の際の直接のエネルギー源になる。ちなみに、糖質と食物繊維の総称が炭水化物である。

 カシオコアという言葉を聞いたことがあるだろうか。エネルギーは足りているがたんぱく質が欠乏している状態で血中アルブミン値が極端に下がり、痩せているのにおなかが膨れ上がったり、足などにむくみが出たりする状態で、成長期にこの状態になると死に至る可能性もある。つまり、炭水化物と脂質でエネルギーを満たしていても、たんぱく質が欠乏すると重大な健康被害が起る。これがたんぱく質がもっとも重要である所以である。

 

 

 体の中では合成できず、食事などで外から必ず摂取しなければいけないものは「必須●●」と呼ばれている。

たんぱく質は体の中で分解されてアミノ酸になるが、このアミノ酸の中で8種類だけ、わたしたちの身体で合成できないものがある。これらは必須アミノ酸と呼ばれる。ちなみに脂肪にも必須がある。植物性の油脂の成分であるn-6系脂肪酸と魚油などに多く含まれるn-3系脂肪酸は必須脂肪酸と呼ばれ、体内で合成できず、摂取しなければならない。しかし、炭水化物には必須炭水化物や必須糖質と呼ばれる「摂取しなければいけないもの」はない。

 

もし炭水化物が足りなければ、たんぱく質がたんぱく質の変わりにエネルギーとして作用する。

 

必須栄養素の観点から見ても、炭水化物はなくてもいい、たんぱく質は細胞や筋肉のもととなり、代りになる栄養素がないため、必ず摂らなければならないもっとも重要な栄養素と言える。

 

 

 

では、炭水化物はやっぱり摂らなくてもいいのでは?一見何の問題もないように思える糖質制限だが、ここに落とし穴がある。

 

 

 

次の記事でその理由を見ていこう。

 

 

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